効率の良いパレット梱包方法~ペール缶・一斗缶・ポリ缶編~
効率良いパレット梱包の積載方法について(ペール缶・一斗缶・ポリ缶)
まずは、海上輸送の際に使用するパレット梱包について解説します。
パレットには様々な規格があり、どのパレット規格を使用すれば効率良く積載できるか、迷われかと思います。
・1,100 x 1,100mm
・1,200 x 1,000mm
・1,400 x 1,100mm
・1,200 x 800mmなどなど
商品の荷姿によって使用されるパレット規格が異なるかと思います。
今回は海上輸送で使用する際でポピュラーな1,100 X 1,100mmと1,200 x 1,000のパレット規格で解説します。
荷姿名:ペール缶(取っ手無し) 荷姿名:ペール缶(取っ手有り)
サイズ:290 x 290 x 380mm程度 サイズ:320 x 320 x 380mm程度
*ラグタイプ・バンドタイプ・ストレートタイプがありますがパレットに積載する数量に違いはありません。
1:1,100 x 1,100サイズパレット
ペール缶の最も効率良く積載する個数は12個になります。
パレット上で1段目に12個と2段目に12個を段積みする方法が良いと思います。1パレットに24個積みとなります。
この方法であれば海上コンテナ内でパレット同士の段積みが可能となるため、より効率の良い積載方法となります。
・1,100 x 1,100 x 910=パレット梱包後サイズ(パレットのみ高さを150mmとします)
・12個(1段目)+12個(2段目)=24個(1パレット)
・24個(1パレット)X 20パレット(下段10パレット、上段10パレット)=480個
荷姿:一斗缶(TIN CAN)
サイズ:240 x 240 x 350mm程度
注意:一斗缶(TIN CAN)の場合、1,100 x 1,100又は1,200 x 1,000のどちらのパレット規格を使用するかは合計数量で決定しますので、ご相談下さい。
1:1,100 x 1,100サイズパレット
2:1,200 x 1,000サイズパレット
1:1,100 x 1,100サイズパレット
一斗缶(TIN CAN)の最も効率良く積載する個数は16個になります。
パレット上で1段目に16個と2段目に16個を段積みする方法が良いと思います。1パレットに32個積みとなります。
この方法であれば海上コンテナ内でパレット同士の段積みが可能となるため、より効率の良い積載方法となります。
・1,100 x 1,100 x 850=パレット梱包後サイズ(パレットのみ高さを150mmとします)
・16個(1段目)+16個(2段目)=32個(1パレット)
・32個(1パレット)X 20パレット(下段10パレット、上段10パレット)=640個
2:1,200 x 1,000サイズパレット
一斗缶(TIN CAN)の最も効率良く積載する個数は20個になります。
パレット上で1段目に20個と2段目に20個を段積みする方法が良いと思います。1パレットに40個積みとなります。
この方法であれば海上コンテナ内でパレット同士の段積みが可能となるため、より効率の良い積載方法となります。
・1,200 x 1,000 x 850=パレット梱包後サイズ(パレットのみ高さを150mmとします)
・20個(1段目)+20個(2段目)=40個(1パレット)
・40個(1パレット)X 20パレット(下段10パレット、上段10パレット)=800個
荷姿:ポリ缶
サイズ:270 x 270 x 390程度
1:1,100 x 1,100サイズパレット
ポリ缶の最も効率良く積載する個数は16個になります。
パレット上で1段目に16個と2段目に16個を段積みする方法が良いと思います。1パレットに32個積みとなります。
この方法であれば海上コンテナ内でパレット同士の段積みが可能となるため、より効率の良い積載方法となります。
・1,100 x 1,100 x 930=パレット梱包後サイズ(パレットのみ高さを150mmとします)
・16個(1段目)+16個(2段目)=32個(1パレット)
・32個(1パレット)X 20パレット(下段10パレット、上段10パレット)=640個
以上が効率良いパレット梱包の積載方法についてです。