【海上輸送】20feetと40feetのコンテナサイズの貨物の積載量の違いを徹底解説
お客様より「コンテナに積める量を教えてください」と問い合わせをよく頂くので、今回はコンテナに積めることができる量について説明します。
コンテナのサイズを知っていれば積み込みしたい貨物が入るのか? を知ることができるので作業効率、輸送効率があがります。ぜひ参考にしてみてください。
コンテナサイズ 20feetと40feet
コンテナサイズは大きく分けて、
- 20feetサイズ
- 40feetサイズ
の2種類があります。
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ざっくりですが、こんな感じで覚えておきましょう。
- 20feet は縦横2.3m長さ6m
- 40feet は縦横は20feetと同じ、長さは倍
コンテナ20feetに積める積載量
よくあるケース1 20feet 200Lドラム 80本
当社へご依頼頂いている案件でもっとも多い案件で、「20feet に200Lドラムを載せた場合いくら積載できるか」ですが、答えは200Lドラムは80ドラムが最大になります。
ドラムのままコンテナへ積み込み(バンニング)しても80本でパレットに載せた場合でも80本になります。
ドラム1本あたりの重量にもよりますが、TOTALで80本で16000-18000KG程度のグロスウエイトm(トータル重量)になります。
パレット積みでもドラム積みでも最大積載本数は変わらない
注意点1 ドラムの種類
ドラムには大きく分けて2種類あります。
ドラムの種類によって積載量が変わる為注意が必要です。
オープンドラム
直径 61㎝ X 61cm X 90cm 程度 最大積載量 72本程度
クローズドドラム
直径 58㎝ X 58cm X 89cm 程度 最大積載量 80本程度
20feetの場合クローズドドラムの場合のみ80本積載することは可能です。
注意点2 ドラム重量
一般的に80本最大まで積載しても限界重量を超えることはほとんどありませんが、コンテナ輸送をする際に貨物重量18000KG程度を(地域によって誤差があります)超えるコンテナ輸送の場合、重量が大きいため専用のコンテナ輸送シャーシ(3軸シャーシ)を利用するので余分に費用が発生する場合があるのであらかじめトータルグロスウエイトを確認しましょう。
通常時のコンテナ輸送は2軸シャーシを利用し、重量貨物は(貨物重量18000KG程度~)3軸シャーシを利用します。
1ドラムあたりの重量を把握しておく、重量によっては3軸シャーシ料が別途費用が発生する
よくあるケース2 このカートンどのくらい詰めますか?
お客様より「このカートンどのくらい詰めますか?」とお問い合わせを頂きますが、こんな感じで計算しています。要領は20feetも40feetも同じです。
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例
カートン 234mm×345mm×234mm (幅×長さ×高さ)
計算方法は 1~3の順で計算します。
注意点 段積みにはカートンの耐久性を考える、貨物重量によりますが一般的には5-6段程度くらいまでの積みつけにします。
まとめ
いかがでしょうか。コンテナへ「どのくらい詰めるのか?」のご質問はよく頂きます。計算の仕方は簡単ですが、気を付けるべき点をいくつか参考例を交えて説明しました。