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輸入貨物のフリータイムを確認し忘れると多額請求されるかも!?

 
輸入のフリータイム
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当社、丸一海運株式会社は、江戸時代1751年創業の港湾運送業から始まった由緒ある会社です。日本のみならず世界にむけた物流・海運のプロフェッショナルとして、お役に立てる情報を提供いたします!

荷物到着後に搬入されるヤードには

  • 荷物を無料で保管できる期間
  • またコンテナを無料で借りられる期間

が貨物の搬入時に決められています。その決められた期間を過ぎると1日おきに料金が請求され多額になる可能性があるので注意する必要があります。

フリータイムとは?

フリータイム(Free Time)とは追加料金を払わずに貨物をヤード内に置きコンテナを無料で借りておくことができる期間のことを言います。

フリータイムは2つに分かれています。

  1. 船社からコンテナヤードに搬入されてコンテナをコンテナヤード(CY)内に保管できる期間「無料保管期間
  2. コンテナヤード(CY)から搬出後コンテナを無料で借りて置ける期間「無料貸出期間

の2種類があります。

この期間を過ぎてしまうと以下のチャージ料が発生します。

・DEMURRAGE CHARGE(デマレージチャージ)

本船からCYに陸揚げ後、CY内に無料で保管できる期間を超過した場合にかかる料金

・DETENTION CHARGE(ディテンションチャージ)

コンテナをCYから搬出後、コンテナを無料で借りておくことができる期間を超過した場合にかかる料金

出来る限り早く返却してもらい効率良くコンテナを回すための制度となっています。

 

フリータイム日数の数え方を知りたい

フリータイムは

  • 船会社
  • コンテナの種類(通常か冷蔵)
  • 危険品かそうでないか

によって異なります。そのため毎回輸入時に確認する必要があります。例えば普通品の船社A では入港日の翌日から起算して(土日祝を含む)6日間となります。

特に引取予定の期間に3連休を挟む場合は特に注意が必要です。正確な情報を得るためには船社のHPを確認する電話にて直接問い合わせをする必要があります。

例えば?

船社Bの場合、以下のようになります。

DEMURAGE CHARGE     について

ドライコンテナは入港日より6日間(※土日祝を含む)冷蔵コンテナは入港日より2日間(※土日祝を含む)となっております。

  • 船社A   入港日の翌日から起算して6日間(土日祝を含む)
  • 船社B  入港日より6日間(※土日祝を含む)

AよりもBの方が1日フリータイムが短くなります。

DETENTION CHARGEについて

一般的にはドライコンテナはCYヤード搬出当日(コンテナがコンテナヤード出た時)より6日間程度(※土日祝を含む)冷蔵コンテナは入港日より2日間程度(※土日祝を含む)となっております。

 

費用は?

上記船社Bの場合(フリータイムを超過した費用)

DEMURAGE CHARGE 

20F=4,000円(1~6日目まで/1日ごと) 8,000円(6日目以降/1日ごと)

40F=6,000円(1~6日目まで/1日ごと) 12,000円(6日目以降/1日ごと)

DETENTION CHARGE

20F=1,000円(1~6日目まで/1日ごと) 2,000円(6日目以降/1日ごと)

40F=1,500円(1~6日目まで/1日ごと)  3,000円(6日目以降/1日ごと)

  • フリータイムを超過すると1日ごと費用が加算される
  • 超過日数が長くなると日ごとの費用が高くなる

船社により日数や金額が異なるため都度船社に確認することをお勧めします。

 

まとめ

  • フリータイムの超過により高額請求をされないためにフリータイムを意識したスケジュールを組む必要があります。

  • 土日祝日をフリータイム期間に含まれることがあるので注意しましょう。

  • フリータイム期間中に貨物をスムーズに引き取るため通関書類に不備をなくしましょう。

 

 

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